転売的な輸入ビジネスをやっていると、
立ちはだかる壁があります。
電気用品安全法と食品衛生法です。
次点で電波法ですね。
転売的な輸入ビジネスをやっていると、
まずひっかかるのが食品衛生法対象商品の税関での通関不許可です。
電気用品安全法(PSEマーク)に関しては、
通関で止められるケースはあまり聞かない為、
それほど気にされる人はいません。
では、PSEマークを取得して販売することと、
食品衛生法対象商品を正式なルートで輸入することは、
どちらが難しいかと言いますと、
前者の方が圧倒的に難しいです。
ちなみに僕の経験値ですが、
PSEマークを取得した商品
会社員時代 1種 独立後 0種
商品:ドライヤーを金型から作製した際に取得。
費用:忘れたが30万円は超えていた気がする。
5年以上前の話なので、忘れてしまったが、
結構面倒だった気がする・・・
食品衛生法(食品等輸入届出書)該当商品
会社員時代 100種以上 独立後 多分15種類くらい
商品:食器~キッチン雑貨、電子レンジ用品等々
費用:0円~最大確か20万円くらい。
材質によって食品検査が必要。その場合は結構面倒になります。
樹脂とか色とか・・・
あの樹脂は赤だと食検落ちやすいから、
この製品に使わない方がよいか等々。
つまり製造段階において、食品検査を踏まえた企画をします。
費用がかさむケースですが、多色の商品は色ごとに食品検査が
必要になるので、費用が増えていきます。
この辺は、通関やミプロ、ジェトロ等の団体に聞いても良いですが、
乙仲業者も結構詳しいです。いわゆるフォワダーというやつです。
単なる転売から一歩先の貿易ビジネスに取り組みたい方は、
避けて通れないので、一度詳しい方から聞いて学んだ方が良いですね。
ネット型の輸入ビジネスですとあまり詳しい方はおりませんが、
貿易をやっている小さな会社ですと、
当たり前の知識として知っております。
それと今流行の中国輸入ビジネスは、
多くの方が家表法を完全無視しております。
今のところは別に問題ないのかもしれませんが、
いつか対策が必要になるのかもしれません。
もちろんきちんとしている方もおりますが、
法律の存在すら知らない方が多いのもどうかと思います・・・
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編集後記
最近アマゾンの特商法を見た業者より、
セールスの電話がかかってくるケースをよく聞きます。
「amazonさんからのご紹介で税理士さんを斡旋しておりますetc」
言い回しや言葉のニュアンスで受け取る方の意味合いが全然
変わります。
上記の場合ですが、当然アマゾンは仲介してませんので、
利用する場合もその点は理解した上で利用しましょう。
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